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2023.05.19
イーロン・マスク氏がCEOとして就任して以来、Twitterは急速にアップデートが実行されてきました。中でも話題となったのが、Twitterの「おすすめ」に表示されるアルゴリズムの公開。アルゴリズムとは、Twitter社が考える「それぞれのユーザーに向けて、どのようなコンテンツを表示をするか?」という仕組みのこと。今回の公開は、Twitterの透明性をユーザーに伝えるための動きと考えられます。
“Twitterは3月31日にツイートを推薦するために使用されるすべてのコードをオープンソース化します”
Twitter will open source all code used to recommend tweets on March 31st— Elon Musk (@elonmusk) March 17, 2023
Twitter will open source all code used to recommend tweets on March 31st
企業が日々ユーザーに向けた発信を行っても、タイムラインに表示されなければそもそも見てもらうことができません。Twitterのアルゴリズムを正しく理解し、それを踏まえた上で運用を行うことが、今後より重要となってきます。そこで本記事では、ソフトウェア開発プラットフォーム・GitHubで公開されたアルゴリズムを紐解き、タイムラインの「おすすめ」に表示されるツイートが決定されるまでのプロセスを徹底解説していきます!また、イーロン・マスク氏は Twitterで、「ユーザーの提案に基づいて 24〜 48 時間ごとに推奨アルゴリズムを更新します。」とツイートもしており、常にこのアルゴリズムは更新されていくことが推測できます。※本記事に記載されている内容は、2023年5月時点の情報となり最新情報と異なる場合がございます。
“Twitter は、ユーザーの提案に基づいて 24 ~ 48 時間ごとに推奨アルゴリズムを更新します。”
Twitter will be updating its recommendation algorithm based on user suggestions every 24 to 48 hours— Elon Musk (@elonmusk) March 31, 2023
Twitter will be updating its recommendation algorithm based on user suggestions every 24 to 48 hours
目次
・そもそも、おすすめ表示の決め方は?・プロセス1 候補ソーシング・プロセス2 候補ツイートのランク付け・プロセス3 フィルタリング・「おすすめ」表示ツイートアルゴリズムを攻略する具体策・まとめ
タイムラインの「おすすめ」に表示されるツイートは大きく分けて以下の3つのプロセスを経て決定されます。
① 候補ソーシング:「おすすめ」へ表示するツイート候補の抽出② ランク付け :ツイート候補の表示順を決定③ フィルタリング:ツイート候補をフィルタリングし、余計な候補を除外
このプロセスをクリアしたツイートがユーザーに表示されます。つまり、数多くのツイートの中からユーザーに適するツイートを集めてきて→その中で表示順をランク付けし→さらに除外・フィルタリングがかかったものが、最終的にユーザーの「おすすめ」に表示されるようになっています。次に、それぞれの項目で実行されている内容について解説していきます。
候補ソーシングのフェーズでは、1,500のツイートが「おすすめ」に表示するツイートの候補として抽出されます。1,500のツイートの内訳は表示候補ユーザーがフォローしているアカウントから発信されたツイートとフォローしていないアカウントから発信されたツイート 、それぞれから平均50%ずつで構成されます。
■フォロー内ツイートの候補者選定の仕組み
ツイートの投稿者と表示ユーザー関係値が深く、両者でのエンゲージメントが予想されるツイートほど候補として抽出されます。
■フォロー外ツイートの候補者選定の仕組み
表示ユーザーがフォローしているアカウントや、表示ユーザーと似た属性のアカウントのエンゲージメントを分析した上で抽出されます。
ランク付けのフェーズでは、候補ソーシングで抽出された1,500のツイートに対して、ユーザーのアクションをもとにランク付けを行います。具体的なユーザーのアクションによる重み(点数)のモデルは以下の通りです。
よりユーザーからポジティブなアクションを得られたツイートほど評価が高いということになります。ユーザーのアクションによってツイートが受ける評価が変わり、特にツイートに対して返信を受けると高い評価を受けることが分かります。ユーザーのアクションを引き出すことのできるツイート作成を心がけましょう。
フィルタリングのフェーズでは、よりユーザーライクなツイートが表示されるように以下のようなフィルタがかけられます。
・ユーザーからネガティブな評価を受けたアカウントからの発信ではないか(ミュート・報告)・ユーザーがミュートブロックしたツイートではないか・1つのアカウントからのツイートを連続して表示していないか・フォロー中フォロー外のバランスを保てているか※上記以外のフィルターも存在します
このフィルターを通過したツイートが最終的にタイムラインの「おすすめ」に表示されるツイートとして決定します。
ここまで3つのフェーズを通して「おすすめ」表示ツイートのアルゴリズムを紹介してきましたが、実際にこのアルゴリズムをどう理解しアカウント運用に活かせるのでしょうか。具体的なアルゴリズムを攻略する具体策を紹介します。
今回、紹介した「おすすめ」表示ツイートアルゴリズムについて発信者側が対応(コントロール)できる部分は2つ目のフェーズである「RANK」の部分です。ツイートに対して、いいね・リツイート・返信をはじめとしたユーザーからのアクション(特に返信)はポジティブな影響を与えます。つまり、ユーザーからのアクションを貰いやすいツイートを発信することが重要です。実際にテキストで「〇〇だと思ったらRT」や「リプライで教えてね」等ユーザーとのコミュニケーションを積極的に行うよう心がけながらツイートを作成することもアルゴリズム攻略の1つの具体策です。
タイムラインの「おすすめ」に表示されるツイートは3つのプロセスを経て決定しています。フォロワー外のユーザーにもツイートが届くことはアカウント運用上とても大切です。「おすすめ」に表示されるアルゴリズムを把握しておきましょう。
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