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2022.05.16
アイデアを画像や動画で検索できる“ビジュアル探索ツール”として知られている「Pinterest 」。
インスピレーションを与えてくれるクリエイターを見つけたり、新しい商品を購入したり、生活のあらゆるシーンを彩るアイデアを探したり、好きなものを発見して試すためのプラットフォームとして、世界的に広く利用されています。
実際、Pinterest 上で見たブランドのコンテンツを元に購入したことがあるユーザーの割合は70%※に上ると言われています。
※出典:Reach3、米国、小売と消費財の購入パス調査、小売と消費財コンテンツを保存しているウィークリーユーザー内(2021年8月)
では、Z世代のPinterestユーザーはどのような使用方法をしているのでしょうか。
今回は社内のPinterestユーザー3名に、インタビューしてみました!
<インタビューをしたみなさん>Mさん 20代女性 Pinterest利用歴約2年・主にインテリア探しに利用。Sさん 20代男性 Pinterest利用歴1年・商材のジャンルは問わず、画像検索ツールとして活用している。Iさん 20代男性 Pinterest利用歴1年・自身で投稿もしている。
目次
・Pinterestのメリット -メリット①:探しているもののイメージを固めることができる-メリット①:探しているもののイメージを固めることができる -メリット②:タグや関連画像の精度が良い-メリット②:タグや関連画像の精度が良い -メリット③:購入までのハードルが低い-メリット③:購入までのハードルが低い・Pinterestに向いている商材・Instagramとの使い分け・まとめ
Pinterestのメリット
なんとなく「こういうテイストの物をみたい!」という気持ちがあっても、商品名までは分からない時はありませんか?
そういった時に活躍するのがPinterest。Pinterestでは抽象的な検索ワードでも求めていたクリエイティブに近いものが見つかります。
<ユーザーの声>Mさん:引っ越しをしたばかりなので「モダンインテリア」「お洒落 アート」など、特定の商品・ブランドを検索するよりも、抽象的なイメージで検索することが多いです!特定の商品がみたい場合はInstagramのハッシュタグ検索を用いますが、抽象的なイメージの場合はInstagramだと落とし込めないことが多いかも。先日もPinterest経由でインテリア雑貨を購入しました!
ふわっとしたイメージを固める際に役立つのが「類似のピン」という機能。
これは、気になる画像をタップした際に、その商品と似た画像が下に沢山出てくる機能です。
これにより、直観で「良いな!」と思ったクリエイティブに似た商品を沢山比較することができます。
この機能はInstagramよりも精度が高く、まさに求めていた!といった商品と出会える確率が高く感じています。
<ユーザーの声>Sさん:先週末美容院に行った際、ヘアスタイル検索から美容院予約までをPinterestで行いました!Instagramで「韓国 マッシュ」で検索してもマッシュ以外の画像が沢山出てきてしまうのですが、Pinterestはしっかりマッシュのヘアスタイルが沢山出てくるので便利でした!
一見クリエイティブが羅列しているように見えるPinterestですが、実は、気になった商品をクリックするとそのまま公式HPやブログに遷移することが出来ます。
この機能は、他メディアと比較してもより濃いコンテンツが備わっていると言えます。
その結果、Pinterest内で商品検討・比較が完了してしまうので、購入までのハードルが低いことがメリットとしてあげられます。
<ユーザーの声>Iさん:元々SNSを見て衝動買いはあまりせず、SNS上で気になった商品をネットで検索し直し、レビューを比較検討してから購入することが多いです。そんな私でも、Pinterestの場合はそのまま購入することが何度かありました!
Pinterestに向いているジャンル・クリエイティブ
これらを踏まえ、どんな商材が向いているかを考えてみました。
やはりクリエイティブから興味関心を得るプラットフォームである以上、「フォトジェニックかどうか」はマストだと言えます。
具体的なジャンルとしては、「インテリア雑貨・ファッション・コスメ」などがPinterestと相性が良いと考えられます。
また、Pinterestでは2022年に流行るであろうトレンドキーワードをカテゴリ別に発表しており、実際にPinterest の 2021 年トレンド予測は、10 個のうち 8 個が現実になったそうです。
今回はその中からネイルとアクセサリーのトレンドをご紹介します。
2022年のアクセサリートレンドは、とにかく全身に輝きをオンすること。Z 世代はこれまでにないアクセサリーを求めています。単にイヤリングやイヤーカフ、ネックレスを重ね付けするのではなく、歯や目の周りをラインストーンで装飾したりと、よりクリエイティブに全身を飾っています。
※出典:Pinterest Predict 2022
今年のネイルは好きな景色をデザインするのがトレンド。天然石や砂漠、星座をモチーフとしたネイルアートが、特にミレニアル世代に人気です。下記は人気の検索ワードですが、「宇宙ネイル」や「砂漠ネイル」など、2021年には普及していなかったキーワードが急上昇していることが分かります。
Pinterest上で相性の良いジャンルや投稿クリエイティブを考える上で参考になる情報がまとまっておりますので、ぜひご覧ください。
<<Pinterest Predicts 2022について 詳しくはこちら>>
PinterestはSNSじゃない!Instagramとの使い分け
Instagramと似ているのでは?と思われがちのPinterestですが、一見似ているように見えて、そもそもPinterestはSNSとはまったく異なるプラットフォームです。多くのユーザーはPinterestをアイデアやビジュアルを「探して」「集める」ためのプラットフォームとして利用しています。
一般的に SNS と呼ばれる Facebook や Instagram などは、今起こっている出来事や、過去に起きた出来事を「友達やフォロワーに発信する」ツールです。それに対して、Pinterest は発信ツールではなく、未来の行動のために「アイデアを集めておく」ツールです。
Instagram:検索したいものが決まっている。Pinterest:検索したいものはぼんやりしているが、抽象的なイメージを明確にするために用いる。
実際に、Pinterest検索上位のうち、ブランド名を指定しないキーワードが占める割合は97%というデータもあります。
※出典:Pinterest 内部データ、英語による検索、グローバル(2020 年 4 月)
今回話を伺った3名の方も、Instagramを使う場合とPinterestを使う場合では、明確に使い方が分かれていることが分かりました。
例えば新しいインテリアを探している場合。
まだ買いたいものが具体的に決まっておらず「部屋の空いたスペースに置く白基調のインテリアが欲しい」といったふわっとした段階で検索をする際はPinterestで「白 インテリア」といったキーワードを入力し、自分の好みやイメージに合うインテリアの方向性を探り、欲しい物のイメージを固めていき、気になったものはどんどんピンしていきます。
逆にすでに買いたいブランドや商品名が決まっていて、ユーザーの口コミや写真を見たい場合はInstagramで商品名やブランド名で検索をする、といった使い方をしているそうです。
また、Instagramは友だちの近況を知るためなど、なんとなく暇つぶしで眺めていることも多いそうですが、Pinterestを見ているときな具体的に探しているものがあるときや、計画に基づいて資料集めをしているときなど、目的を持って利用しているケースが多いことが分かりました。
今後もどちらかに寄るのではなく、目的や情報収集の段階に応じて、2つのメディアを使い分けしていくユーザーが増えていくのではないでしょうか。
まとめ
今回はPinterestの魅力やその使い方、Instagramとの使い分けを中心にお伝えしましたが、Pinterest・Instagram共に目的別に運用するのが大切だと言えます。
CCI Social AdTrimでは、企業様のInstagramやPinterestの運用をサポートしておりますので、是非お気軽にお問い合わせください!
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