SNS Management One-stop service
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2022.07.22
※2022年7月22日公開済
こんにちは!Z世代研究会です。前回に引き続き、「広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた」ということで、新卒社員の方々に集まってもらい、SNSに関してざっくばらんに話してもらいました。その中でも今回は「SNSでのモノやサービスの購入」にフォーカスしてお話を聞きました!
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購入したことはないが、アプリのダウンロードはある。
広告を視聴して、モノの購入に至ったケースはないものの、TikTokの広告を見て、ゲーム系のアプリをダウンロードをしたことがあるという意見が多くありました。また、Instagramのストーリーズに出てきた就活系の広告をきっかけにCCIの面接を受けたという声も。このように、SNS広告経由から購入はないものの、アプリダウンロードやサイト遷移など、無料でできる行動であれば気軽に実行する人が多いようですね。
「○○を検索するならなに?」ということで、情報が錯綜する社会を生きてきたZ世代に、普段の情報収集について聞いてみました。今回は、コスメ/スキンケア・食事・服・音楽・旅行の5つのジャンルについて聞いてみました。
InstagramやTikTokでバズってる商品を購入する
主に女性は、InstagramやTikTokで普段からスキンケア商品を紹介しているインフルエンサーをフォローし、それらを情報収集源にしている人が多くいました。その中でもPR投稿よりもオーガニック投稿を参考にすることが多く、オーガニック投稿でバズっている商品があれば、フォローしていない人が紹介していても購入してしまうようです。一方、男性の場合は、SNSを使用してスキンケア商品をリサーチしている人は少なく、友達や家族にオススメを聞き、その商品を使用している人が多かったです。
男性の場合はどんなものが自分に合う商品なのかがわからないため、第三者ではなく、信用できる周囲の人を情報収集源にしている人が多いようです。
Instagramで探すケースがほとんど。たまにTikTok。
食事は、Instagramで探す人がほとんどでした。ただ、Instagramだけで完結するのではなく、Instagram→Google→グルメサイトのフローを歩む人が多くいました。
まずInstagram内で、「渋谷ランチ」などと検索し、気になった場所があればその場所をGoogleで検索し、食べログなどのグルメサイトで評価を確認するそうです。また、暇な時間に気になる場所を探し、気になった場所があればInstagramの保存機能を活用し、ストックしておくという人も多くいました。わざわざ2段階のフローを踏む理由としては、Instagramは写真メインのため、店内の雰囲気を掴みやすい一方で、Instagramだけの情報では信用しきれないため、グルメサイトを経由するといった理由が挙がりました。Instagram以外では、TikTokで居酒屋やカフェなどを紹介しているインフルエンサーを参考にしている人もいましたが、TikTokを使用する際にも、最終的にはグルメサイトを見るそうです。情報の見極めといういう面を大事にしていることがわかります。
InstagramやTikTok。セレクトショップやブランドのアプリなど様々。
一番意見が分かれたカテゴリーでした。
InstagramやTikTokで、自分が好きなインフルエンサーの服に関する投稿を参考にしつつ、自分が好きなブランドのアプリやセレクトショップの投稿を見ているようです。SNSだけでなくアパレルのHPを閲覧するといった声もありました。複数のSNS、メディアを使用し、情報収集している人が多かったです。その一方で、インフルエンサーの影響を一切受けず、自分の好きなブランドサイトや友達のおすすめを参考にしているという人もいました。また購入場所においても、実際に店舗で購入する派と、オンラインで購入する派でも分かれており、服の購入に至るまでの導線は十人十色のようです。
SpotifyやYouTubeプレミアムなどのサブスクリプションに加え、TikTokも。
音楽は、それぞれが利用しているサブスクリプション内で、自分が好きなアーティストの曲に加え、アプリ内のランキングから音楽の情報を集めているようです。また、普段TikTokを閲覧している中で、動画のBGMに利用されている楽曲で気になったものがあれば、すぐサブスクリプションでダウンロードする、という声もありました。TikTok=トレンドの最先端といったイメージが強いようで、最新の音楽もTikTokで情報収集をし、気になったものがあれば自分のサブスクリプションで音楽を楽しむ人が多かったです。
Instagramと、一休などの旅行サイトの両方を使用する。
まずはInstagramで、「場所+ホテル」で検索し、気になる場所をピックアップします。そこから、その場所を旅行サイトで確認するというように、2段階の工程を踏む人が多かったです。
2段階の工程を踏む理由は食事の際と同じく、Instagramだけでは信用できないからとのことでした。また、よく利用する旅行サイトとして、一休、Booking.com、じゃらんといったサイト名が挙がりました。情報収集の際の導線は一緒でも、最後の旅行サイトはそれぞれの好みで別れるようです。
2人目のエガチャン・アイドルを参考にしている。
美容・コスメ系で名が挙がったのは、「2人目のエガチャン」でした。
2人目のエガチャンは、TikTokでは約58万人ものフォロワーを獲得している、主にスキンケアを紹介している人気インフルエンサーです。https://www.tiktok.com/@egachannel1?lang=ja-JP2人目のエガチャンは「情報の信憑性があるから」参考にしているといった声が多く上がりました。自分が本当にいいと思った商品を紹介している印象が強く、信用ができる、というところがポイントのようです。
やはりこの世代の一番気になるポイントは、「情報の信憑性」なのですね。しかし、意外にもトレンドのインフルエンサーを参考にしている人は少なく、BTSや乃木坂46など、昔から自分が推している著名人を今でも参考にしているとのことでした。この点も昔から推しているから間違いない、という「信憑性」に繋がってくるのかもしれません。
以上、「【第1弾】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ーSNS編②ー」でした。この世代の人たちは、カテゴリーに合わせた自分ならではの情報収集の導線を築いていましたね。
共通していたことは、「1つの情報だけでは信用できない」ということ。
「SNSの中で気になるものがあっても、その情報だけで満足するのではなく、複数のメディアを使用し、情報の信憑性を高めること」という点でした。
情報過多の時代に生まれた世代だからこそ、情報の取捨選択を無意識しているのかもしれませんね。ここまででZ世代の特徴が段々わかってきましたね!次回は、【第2弾】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ートレンド編ーということで、ギリZ世代のみんなに、今日のトレンドについて色々聞いてみました!ギリZ世代のみんなは、トレンドについていけているのか!?是非次回もお楽しみに!🌟ご相談・お問合せはこちらまで:z-ken@cartahd.com
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【第1弾】2022ver. 広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ーSNS編①ー
【SNS編①】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ー2021ー
【広告編②】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ー2021ー